占いの基本「命・卜・相」とは?悩み別の正しい選び方と使い分け術
生年月日のような固定されたデータを用いず、占うまさにその瞬間に出たシンボルから答えを導き出すのが卜術(ぼくじゅつ)です。シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)を原理とし、「人の気持ち」や「数週間〜数ヶ月先の近未来」といった流動的なテーマを読み取る能力に秀でています。
代表的な手法として、世界中で広く親しまれているのがタロット占いです。78枚のカードに描かれた象徴画を通じて、相手の隠された本音や無意識下の感情、現状のまま進んだ場合の未来予測を鮮明に映し出します。
また、東洋における卜術の最高峰が易占い(周易・断易)です。古代中国に端を発し、50本の筮竹(ぜいちく)やコイン(硬貨)を用いて六十四卦を立て、現在直面している問題の原因や、今取るべき最善の行動指針を明快に提示します。街角の「おみくじ」や古代北欧の「ルーン占い」もこの卜術の範疇に入ります。
卜術が真価を発揮するのは、「A社とB社のどちらに就職すべきか」「別れた恋人と復縁できる可能性はあるか」「今のアプローチを続けるべきか」といった、具体的な二者択一や短期的な意思決定の場面です。ただし、人の意識や行動によって結果が変わりやすいため、半年〜1年以上先の遠い未来を占うのには不向きとされています。