坊守とは?住職の妻との違いや役割・給料と資格の実態を徹底解剖

坊守とは?住職の妻との違いや役割・給料と資格の実態を徹底解剖に関するポイントを分かりやすくまとめました。最新データをご覧ください。

坊守にまつわる疑問の中で最も多いのが「資格が必要なのか」と「給料はいくら支払われるのか」という点です。

1. 得度(僧侶資格)の必要性

制度上、坊守になるための絶対条件として得度(僧侶になる儀式)が必須とされていない宗派もありますが、実態としては得度を受けて僧侶資格(得度・教師資格)を取得する坊守が非常に多いのが現状です。

住職が不在の際にお勤め(読経)を行ったり、法要の調声を代行したりする必要が生じるためです。浄土真宗本願寺派や真宗大谷派では、坊守を対象とした専門の研修課程や資格取得制度が体系的に整備されています。

2. 坊守の給料・年収の現実

宗教法人としての財政基盤が強固な大規模寺院では、宗教法人の専従職員や役員として月額15万〜25万円程度(年収200万〜350万円前後)の給与が支払われるケースがあります。

一方で、地方や過疎地の寺院、都市部の中小規模寺院では、寺院収入から住職給与と一括で生活費として賄われ、「坊守個人の給与としては0円(無給の寺務従事)」という事例も珍しくありません。そのため、外で一般企業に勤務しながら休日や早朝・夜間に寺務をこなす「兼業坊守」も増加傾向にあります。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。