『魔女の宅急便』パン屋のモデルは実在?名前の由来と聖地巡礼の真相
「ぐーちょきパン店はどこかに実在するのか?」という疑問に対し、結論から言えば特定の単一のパン屋をそのまま模写したモデル店舗は実在しません。しかし、外観や街並みのロケーションハンティング地、ならびに「モデルと噂される実在スポット」には明確な事実関係が存在します。
スタジオジブリの公式発表および宮崎駿監督の制作証言によると、コリコの街並みはスウェーデンのストックホルムと、バルト海に浮かぶゴトランド島のヴィスビューが公式なロケ地(参考地)として明言されています。石畳の小道やオレンジ色の屋根瓦、中世の面影を残す建造物群は、まさに作中の世界観そのものです。
一方、ネット上で頻繁に「パン屋のモデル」として拡散されるオーストラリア・タスマニア州の村ロスにある「ロス・ベーカリー(Ross Bakery)」については、スタジオジブリ公式のロケ地リストには含まれていません。同店にある薪窯や屋根裏部屋の構造が作中の描写と酷似していたことから、バックパッカーやファンの間で「まるで魔女の宅急便のパン屋だ」と話題になり、世界的な聖地として定着したという経緯があります。
また、日本国内では大分県の観光地・由布院(湯布院)の「湯布院フローラルヴィレッジ」内に「キキズベーカリー(KIKI'S BAKERY)」というベーカリーショップが存在します。こちらは作品の世界観にインスパイアされた商業施設であり、ジブリ公式の再現施設とは異なりますが、ヨーロッパ風の街並みとともに観光客から高い評価を集めています。