千と千尋の緑の顔「だるま」の正体は?頭の裏設定とモデルを徹底解剖
油屋の最上階、湯婆婆の豪華絢爛な部屋で床を跳ね回る3つの巨大な緑色の顔。ファンの間で「だるま」「生首」「緑のおじさん」などと通称されるこのキャラクターの公式名称は、ずばり「頭(かしら)」です。
筋骨隆々とした中年男性の風貌をしており、禿頭に濃い髭、ギョロリとした目つきが特徴。胴体や手足は一切存在せず、3体が常に寄り添いながら「オイ、オイ」と低音で声を掛け合い、転がったり飛び跳ねたりして移動します。
作中では湯婆婆の命令に従って千尋を威嚇したり、部屋に侵入した者を排除しようとしたりと、湯婆婆の手足・側近・使い魔のような役割を果たしています。自我や明確な言語能力は希薄に見えますが、湯婆婆の機嫌を窺ったり、投げ与えられた食べ物に群がったりと、従順かつ本能的な行動原理で動いています。
また、ファンの間で長年議論されてきた「頭の声優は誰なのか」という真相について、公式クレジットでは大泉洋(演劇ユニットTEAM NACS)が担当したことが明記されています。大泉洋氏は本作で油屋で働く番台蛙(カエル)の声も演じていますが、あの耳に残る重低音の「オイ」という掛け声もまた、巧みな演技力によって吹き込まれたものです。