「来夢来人」の読み方と由来を解明!名曲の誕生秘話や銀座の有名店に迫る
「来夢来人」という文字列を初めて見た際、「らいむらいと」と即座に読める人は多くないかもしれません。漢詩や故事成語のような佇まいを見せていますが、これは古典的な四字熟語ではなく、英語の「limelight(ライムライト)」に漢字を当てはめた見事な当て字です。
そもそも語源となった「ライムライト」とは、電球が普及する以前の19世紀、劇場などで舞台照明として使われていた技術を指します。生石灰(クイックライム)に水素や酸素の炎を吹き付けて白熱させ、強烈な緑がかった白い光を放つ装置でした。ここから転じて、英語圏では「脚光を浴びる」「注目の的になる」(in the limelight)という意味で広く使われるようになり、チャールズ・チャップリン監督・主演の不朽の名作映画『ライムライト』(1952年)の題名としても世界中に知れ渡りました。
この洋語の響きに対し、「夢がやって来て、人が集う」「夢を抱いた人々が訪れる」というロマンチックな意味合いを込めて「来夢来人」という漢字が選ばれました。文字の美しさと響きの哀愁が見事に調和した、日本独自の言語感覚が生んだ傑作フレーズといえます。