札幌ドームに「ざまぁ」が殺到する理由!巨額赤字と日ハム確執の真相

話題沸騰中の 札幌ドームに「ざまぁ」が殺到する理由!巨額赤字と日ハム確執の真相について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

詳細を見る

日本ハムが札幌ドームからの完全撤退を決意した決定打は、年間数十億円規模にのぼる法外な球場使用料と権利収入の独占構造にありました。プロ野球の興行において、入場料収入だけでなく飲食やグッズ販売、場内広告看板から得られる収益は球団経営の生命線です。しかし、札幌ドームではそれらの売上権利のほぼすべてをドーム運営会社側が握り、球団にはわずかなマージンしか還元されませんでした。

球団は収支構造を健全化すべく、指定管理者制度の導入や球場の運営権取得を市側に何度も提案しました。自前で経営努力を行い、スタジアムビジネスを展開したいというプロ球団として当然の要求でしたが、札幌市側は利権を手放すことを頑なに拒否。さらに、硬すぎるコンクリート下地の人工芝によって主力選手が相次いで膝や足腰を痛める事態が発生しても、迅速な張り替えや抜本的な改修が行われることはありませんでした。

こうした不条理な環境に限界を迎えた球団幹部は、2016年に自前球場構想を本格的に立ち上げます。これに対して隣接する北海道北広島市が破格の条件と熱意を持って誘致に名乗りを上げ、結果として2026年に世界屈指のボールパーク「エスコンフィールドHOKKAIDO」が誕生することとなりました。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。