突然の失神・めまい!迷走神経反射の原因と倒れないための防御術
迷走神経反射そのものは良性の生理現象であり、一度倒れて意識が完全に回復し、後遺症もない場合は過度な心配は不要とされる。だが、「ただの立ちくらみ」と自己判断して放置するのは危険だ。
失神の原因には、心室細動などの致死的不整脈、心臓弁膜症、てんかん、脳血管障害といった命に関わる疾患が潜んでいる可能性があるからだ。特に以下の「危険なサイン」がある場合は、速やかな医療機関の受診が求められる。
- 前兆症状が一切なく、突然バタッと意識を失った場合
- 横になっている状態や運動の最中に失神が起きた場合
- 胸の痛み、動悸、息切れ、激しい頭痛を伴っていた場合
- 失神の頻度が増加している、または高齢になって初めて失神を経験した場合
受診する診療科としては、まずは心臓疾患の有無を精査するために循環器内科、または総合診療科が適している。意識障害やけいれんを伴った疑いがある場合は脳神経内科の受診も視野に入る。転倒時に頭を強く打った場合は、迷わず脳神経外科や救急外来を受診しなければならない。