藤岡弘、と仮面ライダーの軌跡|壮絶事故の真相と次世代への継承秘話

藤岡弘、と仮面ライダーの軌跡|壮絶事故の真相と次世代への継承秘話を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。

初期の熱狂が広がり始めた矢先、予期せぬ悲劇が襲います。第9話・第10話のバイク走行シーンのロケ中、藤岡の乗るバイクが急カーブで制御を失い、電柱に激突。左大腿骨複雑骨折という全治数ヶ月におよぶ大重傷を負ってしまいます。折れた骨が筋肉を突き破るほどの凄惨な現場で、医師からは「歩行困難、俳優復帰は絶望的」と宣告されるほどの致命的な事故でした。

主役不在という番組打ち切りの大危機に直面した制作陣は、驚くべき打開策を打ち出します。本郷猛は「ショッカーの別計画を阻止するため海外へ旅立った」という設定にし、急遽新たな主役として仮面ライダー2号/一文字隼人(演:佐々木剛)を投入したのです。

この危機的状況から生まれたアイデアこそが、後にシリーズの代名詞となる「変身ポーズ」でした。初代の旧1号はバイク走行時の風圧でベルトの風車を回して変身していましたが、佐々木剛がバイク免許を持っていなかったことから、身振り手振りのアクションで風圧を起こす演出が考案されたのです。これが爆発的な大ヒットを記録し、全国の少年たちが一斉に変身ポーズを真似る空前の変身ブームが到来しました。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。