【2026年最前線】西神戸医療センターが拓く地域医療の未来――高度急性期とAiテクノロジーが交差する神戸西部の医療革新
「一秒の遅れが命取りになる」。救急外来の緊迫した空気のなかで、ドクターとナース、救急隊員との連携は寸分の狂いもなく機能している。脳卒中や心筋梗塞、重傷外傷など、一刻を争う疾患に対する「ホットライン」の運用は極めてスムーズだ。
地域救急の要として、年間数千件を超える救急車を受け入れる同センター。救急搬送困難事案が全国的なニュースとなるなか、受け入れ要請に対する迅速な判定と高度なトライアージュ能力で、救命率の維持向上に挑み続けている。阪神・淡路大震災の教訓を受け継ぐ神戸の医療機関として、災害時の医療救援拠点としての機能強化にも余念がない。