指示は通るのに話さない2歳の真相|言葉の遅れと受診目安を徹底解説
厚生労働省の地域保健・健康増進事業報告や小児発達学の統計調査によると、2歳時点における発語の到達度には非常に幅広いグラデーションが存在します。「2歳=ペラペラ喋る」というイメージが先行しがちですが、実態データは異なります。
多くの保護者が気にする「二語文いつから出るのか」という疑問について、厚生労働省の乳幼児身体発育調査などのデータをもとにした標準的な発達推移を以下の表にまとめました。
統計データが示す通り、2歳0ヶ月時点で二語文をすらすら話している子どもがいる一方で、2歳半近くになってから急激に単語が増え始める子どもも全体の10〜15%程度存在します。知的な遅れや発達障害がないにもかかわらず、表出だけが一時的に遅れる状態は臨床的に「レイト・トーカー(Late Talker: 言葉の表出遅延児)」と呼ばれ、その大半は就学前までに標準的な言語レベルへ追いつくことが追跡研究でも明らかになっています。