指示は通るのに話さない2歳の真相|言葉の遅れと受診目安を徹底解説

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厚生労働省の地域保健・健康増進事業報告や小児発達学の統計調査によると、2歳時点における発語の到達度には非常に幅広いグラデーションが存在します。「2歳=ペラペラ喋る」というイメージが先行しがちですが、実態データは異なります。

多くの保護者が気にする「二語文いつから出るのか」という疑問について、厚生労働省の乳幼児身体発育調査などのデータをもとにした標準的な発達推移を以下の表にまとめました。

発達項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価意味のある単語(有意語)2歳0ヶ月時点で約85〜90%が数語以上を表出「ママ」「ブーブー」「ワンワン」など3〜10語以上単語が出ない場合でも理解が伴っていれば2歳台前半は経過観察の範囲内。二語文の成立時期2歳6ヶ月時点で約75〜80%が表出を開始「ワンワン きた」「まんま ちょうだい」など単語の保有数が50〜100語を超えた段階で自然に連結が始まるのが通例。指示の理解(受容言語)2歳0ヶ月時点で95%以上が簡単な指示を実行可能「ないないして」「パパにどうぞして」等受容言語の確立こそが発語の絶対的土台。ここがクリアされていれば焦りは禁物。指差しによる意思疎通1歳6ヶ月〜2歳0ヶ月で90%以上が獲得興味の共有・要求・応答の3要素指差しが多彩であれば、非言語的な認知力・対人関係力は順調と判断できる。

統計データが示す通り、2歳0ヶ月時点で二語文をすらすら話している子どもがいる一方で、2歳半近くになってから急激に単語が増え始める子どもも全体の10〜15%程度存在します。知的な遅れや発達障害がないにもかかわらず、表出だけが一時的に遅れる状態は臨床的に「レイト・トーカー(Late Talker: 言葉の表出遅延児)」と呼ばれ、その大半は就学前までに標準的な言語レベルへ追いつくことが追跡研究でも明らかになっています。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。