選挙区選挙は何を書く?比例代表との違いや仕組み・最新ルールを徹底解説

選挙区選挙は何を書く?比例代表との違いや仕組み・最新ルールを徹底解説の真相について、最新情報を基に徹底解説します。

同じ「選挙区選挙」という名称であっても、衆議院と参議院では選挙区の区割りや当選枠の規模、代表としての性格が根本から異なります。衆議院が導入しているのは、全国を289の選挙区に細分化し、各選挙区から最多得票を獲得した1名のみが当選する「小選挙区制」です。1議席を争うため二大政党化が進みやすく、死票(落選者に投じられた票)が多くなる傾向を孕んでいます。

これに対し、参議院の選挙区(定数148・改選数74)は、原則として都道府県を基本単位とした大選挙区・中選挙区制を採用しています。人口規模に応じて各選挙区の改選数が1人から6人まで割り振られており、東京都選挙区(改選数6)のように複数の当選者が誕生する地域もあれば、1名のみが選ばれるいわゆる「1人区」も混在しています。

さらに参議院固有の制度的論点として見逃せないのが、一票の格差是正を目的として2016年の通常選挙から導入された「合区制度」です。現行法では「鳥取県・島根県」および「徳島県・高知県」の4県がそれぞれ2県1選挙区へと統合されており、各合区から3年ごとに1名(合計定数2名)が選出されます。県単位の地域代表権が失われることへの地元住民の根強い反発や、投票率低下の懸念など、地域社会と憲法要請の間で激しい議論が続いています。

以下の比較表は、衆参の選挙区制度および比例代表制度の主要パラメーターを横断的に整理したデータです。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価衆議院 小選挙区全国289選挙区/各区定数1名(総定数465議席中289議席)最多得票者が当選(相対多数代表制)政権選択に直結するが、死票率が40〜50%前後に達しやすい構造的欠陥がある。参議院 選挙区45選挙区/総定数148名(3年ごとに半数の74名を改選)改選数1〜6名(大中選挙区制+合区2区)複数区では少数派政党にも当選の道が開けるが、合区対象県では代表権の希薄化が深刻。投票用紙の記入対象衆院選挙区:候補者個人名
参院選挙区:候補者個人名自筆での個人名記載が絶対原則政党名の誤記入は無効票直結。候補者名がひらがな・通称でも選管届出通りなら有効。供託金と没収ライン小選挙区・参院区ともに300万円(有効投票総数の1/6未満で没収)法定得票数(有効投票の1/6=約16.66%)法定得票数に届かない場合、衆院の重複立候補者であっても比例復活の権利を剥奪される。
山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。