今村昌弘の読む順番とおすすめ作品!異色の経歴や最新刊情報を徹底解説

今村昌弘の読む順番とおすすめ作品!異色の経歴や最新刊情報を徹底解説を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

今村昌弘の作家性を語るうえで外せないのが、医療従事者から小説家へ転身したという異例のキャリアです。1985年、長崎県に生まれた彼は、岡山大学医学部保健学科を卒業後、診療放射線技師として病院に勤務していました。

当時のインタビューや本人の回想によると、20代後半を迎えた際、「自分の人生で本当にやりたいことは何か」と自問自答し、幼少期から憧れていた物語の書き手になる決意を固めたといいます。驚くべきは、29歳で勤めていた病院を退職し、背水の陣で執筆活動に専念したというエピソードです。「30代前半までに芽が出なければ諦める」という強い覚悟のもと、自宅にこもってプロットと原稿用紙に向き合い続けました。

その執念が結実したのが2017年。応募作『屍人荘の殺人』が見事に第27回鮎川哲也賞を満場一致で受賞します。単なる新人賞の受賞にとどまらず、同作は『このミステリーがすごい!2018年版』『週刊文春ミステリーベスト10』『2018本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、さらに第18回本格ミステリ大賞をも制覇。デビュー作にして史上初となる主要ミステリーランキング4冠という金字塔を打ち立てました。

医療現場で培われた「客観的な観察眼」と「データの論理的処理能力」が、作中の厳密なルール設計やアリバイトリックの土台となっていることは間違いありません。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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