石見畳ヶ浦の奇跡!ウユニ塩湖の絶景条件と隆起の真相【2026】
石見畳ヶ浦が現在の平坦な「千畳敷」の姿となった最大の契機は、1872年(明治5年)3月14日に発生した浜田地震(マグニチュード7.1と推定)にあります。当時の記録や地質調査データによると、この大地震によって海岸一帯の海底盤が一瞬にして約1.5m〜2m隆起し、それまで海面下に沈んでいた波食棚(波の浸食で作られた平坦な岩盤)が水面上へと露出しました。
この劇的な地殻変動によって姿を現したのは、今から約1600万年前の新生代第三紀中新世と呼ばれる時代に堆積した砂岩層です。当時、日本列島がユーラシア大陸から分離し、日本海が形成されつつあった時代の浅い海にあった堆積物が、何百万年もの歳月を経て岩石化し、地震のエネルギーによって地上へと押し上げられました。
現地を歩くと、岩肌の至る所に貝類の生痕化石やクジラの骨化石、さらには波に削られてキノコのような形状になった「ノジュール(炭酸カルシウムなどを核にして固まった球状の団塊)」が群生している光景に圧倒されます。まさに地球のダイナミックな営みをそのまま目の当たりにできる、天然の野外博物館です。