洗濯機の水抜きを放置すると大惨事?引っ越し前の完全手順と失敗対策
ネット上の情報で散見される最大の誤解は、「引越し業者が全部やってくれるから放置でよい」というものです。現場の作業員は運搬のスペシャリストであって、給排水設備の配管工ではありません。サービスでホースを外してくれる親切な作業員もいますが、約款上の責任分担としては「事前の水抜きは依頼主の責務」です。当日水が抜けていない場合、その場で高額な追加作業料(3,000円〜8,000円程度)を請求されたり、最悪の場合は積み込みを拒絶されて引越しスケジュールが崩壊します。
また、寒冷地への引越しや12月〜2月の厳冬期に見落とされがちなのが、洗濯機凍結防止水抜きです。氷点下になる地域では、配管内に残った水が夜間に凍結して体積が膨張し、給水弁や内部ポンプを内側から破壊します。長期間留守にする際や、冬場の引っ越し前夜には、水抜きを完璧に行ったうえで、給水ホース内に水滴が残っていないか振って確認し、室内を適温に保つなどの凍結防止措置が欠かせません。
万が一すでに給水栓やホースが凍結して水抜きができない場合は、熱湯を直接かけてはいけません。急激な温度変化でプラスチック部品や蛇口のパッキンが破裂します。50度程度のぬるま湯に浸したタオルを蛇口や給水接続部に巻き付け、ゆっくりと自然解凍を待つのが唯一の安全策です。