Et-Kingいときんの死因と闘病の真相|家族の現在と受け継がれる魂
公式な記録として、いときんが生涯最後にファンの前に立ったのは、2017年12月28日に開催された「ET-KING結成20周年記念ツアー」最終公演(Zepp Namba)でした。病状の厳しさから出演は絶望視されていましたが、アンコールで彼がステージに姿を現した瞬間、会場は割れんばかりの歓声と涙に包まれました。
体重は落ち、髪は治療の影響で帽子に覆われていましたが、トレードマークである法被(ハッピ)を身にまとい、マイクを握る眼光は鋭い光を放っていました。ステージ中央でマイクを構え、全身全霊で放った第一声は今も語り草となっています。
「生きるで!」
この一言に、その場にいたファンだけでなく、共にステージを守ってきたメンバー全員が涙を堪えきれませんでした。代表曲「愛しい人へ」を力強く歌い上げ、盟友たちと肩を組んだ時間は、まさに彼が生涯をかけて貫いた「音楽人としての誇り」そのものでした。報道関係者によると、当日はドクターストップに近い体調であったにもかかわらず、「ファンの顔を見て直接感謝を伝えたい」という本人の強い直訴によって実現した奇跡の登壇だったと伝えられています。