「玉川アナウンサー」は誤解?羽鳥モーニングショーの顔・玉川徹の真相

「玉川アナウンサー」は誤解?羽鳥モーニングショーの顔・玉川徹の真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

視聴者が玉川徹氏を局アナウンサーだと錯覚してしまう最大の要因は、テレビ朝日系列の朝の顔として10年以上にわたり毎日帯番組のスタジオ最前列に座り続けている露出量にあります。一般的な報道・情報番組において、MCの真横で進行を補佐しながら長尺の私見を述べる役割は、ベテランの局アナウンサーや解説委員が担うケースが大半だからです。

しかし、玉川氏の入社時の配属および本職は一貫して制作局・情報番組の「ディレクター(演出・取材担当)」でした。アナウンス部に所属した履歴は1日たりとも存在しません。テレビ朝日社内での正式な職掌は、番組の企画立案、取材対象者へのアポ入れ、VTRの編集構成を行う制作スタッフであり、本来はカメラの前に立たない「黒子」側の人間でした。

その職務構造を決定的に変えたのが、かつて担当した『スーパーモーニング』や現在の『羽鳥慎一モーニングショー』で展開された冠コーナー「そもそも総研」です。一般的な番組作りであれば、ディレクターが集めた情報をアナウンサーが原稿として読み上げます。ところが玉川氏は、「自分が現場へ行って疑問をぶつけ、自分で持ち帰ってスタジオでフリップ解説する」という、ディレクター兼リポーターのプレイングマネージャースタイルを確立しました。この演出方針こそが、視聴者の脳内に「喋りのプロ=アナウンサー」という先入観を植え付けた最大の分岐点です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。