つけびの村が暴いた山口連続殺人放火事件の真相|村八分と怪文書の闇
事件が発生したのは2013年7月21日の夜刻でした。周南市中心部から北東へ約20キロ、山あいに孤立した大字金峰・郷集落(報道では「周南市徳山連続殺人放火事件」などとも呼称)において、相次いで火災が発生。焼け跡となった2軒の民家から計3名の遺体が発見され、さらに翌日、近隣の住宅2軒で別の住人2名が頭部を鈍器で殴打されて絶命しているのが確認されました。
人口わずか12人、平均年齢70歳を超える極小集落で起きた5名惨殺劇。事件直後から姿を消していた集落の住人・保見光成(当時63歳)の自宅窓に、自作の川柳が貼り出されていたことから、警察は殺人・放火容疑で公開捜査を開始します。山中へ逃亡した保見は、捜索隊の包囲網をかいくぐりながら5日後の7月26日に山林で身柄を確保されました。所持品は下着姿に近く、山中に隠した刃物や証拠類の捜査が進む中、日本中を恐怖させた「現代の八つ墓村」の幕が開いた瞬間でした。