木表と木裏の見分け方と使い分け|反る方向の理由とプロの鉄則

木表と木裏の見分け方と使い分け|反る方向の理由とプロの鉄則に関する最新のニュースを分かりやすく解説します。最新情報を求める方は必見です。

「無垢材を放置していたら反ってしまった」という現象は、木材に含まれる水分の放出(乾燥収縮)によって発生します。ここで重要なのは、無垢材が反る方向は完全に物理法則に従っているという点です。

木材は全方向に均一に縮むわけではありません。乾燥時の収縮率は、繊維方向(長さ):半径方向(放射方向):接線方向(年輪に沿う方向)でおよそ1:10:20(約0.1%:5%:10%)という明確な比率差が存在します。年輪に沿った接線方向の収縮量は、半径方向の約2倍に達します。

板目材を木口から見ると、木表側は年輪に沿った距離が長く、木裏側は中心に近いため年輪に沿った距離が短くなります。その結果、木表側の収縮量が木裏側よりも大きくなり、引っ張られるように木表側が凹(木裏側が凸)に変形します。この収縮差こそが、無垢板が必ず木表側をすり鉢状にして反る決定的な理由です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。