仁義なき戦いモデル美能組の真相!美能幸三の手記と広島抗争の解散秘話

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泥沼化した抗争の最中、警察当局による一斉摘発(いわゆる「頂上作戦」)によって、美能幸三は再び逮捕され、極寒の網走刑務所へと収監されます。

自由を奪われた独房の中で、美能幸三は大学ノート数十冊に及ぶ膨大な記録を書き続けました。これが後に裏社会の実態を赤裸々に世へ知らしめることになる「美能幸三の手記」です。手記には、従来の任侠映画が描いてきた「仁義にあついヤクザ」の姿はなく、金と保身のために兄弟分を平気で裏切り、若者を鉄砲玉として使い捨てる首領たちの卑劣な素顔が克明に綴られていました。

この手記に衝撃を受けた作家の飯干晃一が、手記をベースにノンフィクション小説『仁義なき戦い』を週刊誌で連載。これが映画プロデューサー・日下部五朗や深作欣二監督の目に留まり、1973年に東映で映画化されると、日本中に空前の大ヒットを巻き起こす社会現象となったのです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。