未公開文書で読み解く戦後首相の暗闘!吉田茂から田中角栄への系譜
権力の中枢で何が起きていたのかを暴く営みは、常に政治・報道業界のジャーナリストたちの使命であった。かつて沖縄返還協定をめぐる密約を報じたスクープが国家権力との全面対決に発展したように、検証報道は時に政権の基盤そのものを揺るがす凄まじい波紋を巻き起こしてきた。
政権与党と報道機関との間には、緊張感あふれる情報戦が常に繰り広げられている。近年活発化している政治ドキュメンタリーの制作運動は、過剰な情報統制に対するアンチテーゼでもあり、隠蔽された真実を掘り起こそうとするジャーナリズムの執念のあらわれだ。官邸からのリーク、極秘文書の入手、元高官の口述記録の収集など、取材現場の地道な取材作業こそが、権力の暴走を防ぐ歯止めとして機能してきた。