無線Lanとルーターの違いとは?通信速度を劇的に変える接続術
いくら最新の機器を揃えても、初期設定のまま放置していては真の性能を発揮できない。通信速度を極限まで引き出すための第一歩は、接続方式の刷新だ。旧来のPPPoE接続は、夜間になるとISPのネットワーク終端装置にアクセスが集中して著しい渋滞を起こす。これを回避し、混雑ポイントをバイパスして高速通信を可能にする「IPv6 IPoE」接続の設定が不可欠となる。ルーター管理画面で接続方式が正しくIPv6ネイティブになっているかを確認するだけで、夜間のダウンロード速度が数倍に跳ね上がることも珍しくない。
さらに、物理的な接続階層の最適化も見逃せない。ONUにルーター機能がある場合は、追加導入した機器の背面スイッチを「AP(アクセスポイント/ブリッジモード)」に切り替えること。これにより、余計なアドレス変換処理をパスし、純粋な「高性能無線アンテナ」として機能させることができる。有線LANケーブルも重要だ。最低でも「CAT6(カテゴリ6)」以上、できれば10Gbps対応の「CAT6A」を採用しなければ、ギガビット超の光回線やWi-Fi 7の帯域が細いケーブルでせき止められてしまう。