在京5社が牛耳るテレビの裏側!キー局の年収格差と生き残り戦略
一般の視聴者から見れば同じ民放であっても、在京キー局と、大阪の準キー局(読売テレビ、MBS、関西テレビ、ABCテレビなど)、さらには地方ローカル局との間には天と地ほどの格差が存在する。その最たる象徴が、社員の年収格差と番組制作費のスケールだ。
30代中盤の平均年収を比較すると、キー局の上位陣が1200万〜1500万円超を叩き出すのに対し、地方の民放局では400万〜600万円台に留まるケースも珍しくない。同じ「テレビ局員」という肩書を持ちながら、生涯賃金では数億円規模の開きが生じる。制作現場における予算の格差も露骨だ。キー局のゴールデン帯番組が1本あたり数千万円の予算を投じる一方、地方局のローカル制作番組は数十万円から数百万円でやりくりを強いられる。結果として、地方局はキー局の下請け的立ち位置を脱することができず、自社制作力の低下という負のスパイラルに陥っている。