パンプキンスパイスラテ解禁!絶品カスタムと隠れた裏技を独占追跡
時計の針を2003年、米シアトルにあるスターバックス本社の開発実験室へと戻してみよう。当時、社内ではホリデーシーズン向けの「ペパーミントモカ」に次ぐヒット作を模索していた。そこで白羽の矢が立ったのが、PSL開発統括を務めていたピーター・デュークス(Peter Dukes)率いるチームだ。
最初は誰もが半信半疑だった。本物のパンプキンパイを食べながらエスプレッソを口に含み、フレーバーの相性を探る日々。元最高経営責任者のハワード・シュルツ(Howard Schultz)が推進したグローバル展開の熱気の中で、デュークスらは何十通りもの試作を重ねた。パンプキンの素朴な甘みとスパイシーな刺激が、深煎りの豆とこれほど美しく調和することを証明したのは、彼らの執念に他ならない。
結果、誕生した「PSL」は瞬く間に北米を席巻。単一のメニューがカフェ・外食産業全体の秋の地図を塗り替えるという、前代未聞の現象を引き起こした。