みかんの剥き方決定版!手も汚れず白い筋がきれいに取れるプロの技

みかんの剥き方決定版!手も汚れず白い筋がきれいに取れるプロの技の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

みかんの生産量トップクラスを誇る和歌山県の有田地方には、農家が手袋をしたままでも、また収穫作業の合間にも瞬時に食べられる合理的な剥き方が古くから定着しています。これが現在、全国のメディアでも「最も理にかなった食べ方」として絶賛されている「有田剥き(和歌山剥き)」です。

有田剥き(和歌山剥き)の4ステップ手順

有田剥きの最大の特徴は、「爪を立てず、お尻から外側へ割る」というダイナミックな動作にあります。

ステップ1:みかんのお尻(ヘタと反対側)の中央に両手の親指を添え、爪を立てずに指の腹で外側へ押し広げるようにして、みかんを真っ二つにパカッと割ります。
ステップ2:半分に割れたみかんをそれぞれさらに半分に割り、合計4つの房ブロックを作ります。
ステップ3:ヘタの付いている頭側から外皮をめくり、果肉を露出させます。このとき、ヘタ側から皮を引くことで白い筋が外皮側に引っ張られ、果肉側が驚くほど滑らかな状態になります。
ステップ4:皮を指で持ったまま果肉を直接口に運ぶため、果汁で指先が一切濡れません。皮はお皿のような受け皿の役割を果たし、ゴミもコンパクトにまとまります。

職場で重宝する「ベルト型(キャタピラ剥き)」

デスクワーク中や来客時に重宝されているのが、通称「ベルト型(キャタピラ剥き)」と呼ばれる剥き方です。みかんの赤道部分(横の周囲)の外皮を指の腹で帯状にぐるりと1周剥き取ったあと、上下の皮を外すと、果肉が横一列に繋がったベルトのような形状になります。1房ずつポキポキと折って口に運べるため、果汁がキーボードや書類に飛散するリスクを最小限に抑えられます。

子どもが大喜びする「アート剥き・面白い造形技」

SNSや動画プラットフォームを中心に冬の定番トレンドとなっているのが、皮を1枚のキャンバスに見立てた「みかんアート」です。皮を途中で千切らずにヘタを中心にらせん状に剥いていく「カタツムリ」や、お尻から均等に切れ込みを入れて広げる「タコ型」、皮を帯状に残して腕時計のように手首に巻き付ける「ウォッチ型」など、ユニークなアイデアが次々と投稿されています。家族の食卓を盛り上げるコミュニケーションツールとしても、みかんの剥き方は進化を続けています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。