おならが臭い・増えたら胃がん?消化器の異変と受診基準の真相
Q1:おならが急に卵の腐ったような臭いになったら、すぐに胃がんを疑うべきですか?
A1:直ちに胃がんと短絡的に結びつける必要はありません。卵の腐った臭いの主成分は硫化水素であり、多くは肉類(動物性タンパク質)の過剰摂取や便秘に伴う悪玉菌の増殖によるものです。ただし、食事内容を変えても2週間以上激臭が続く場合や、胃の痛み・黒色便・体重減少を伴う場合は、胃酸低下による未消化や大腸疾患の可能性があるため消化器内科を受診してください。
Q2:胃がんができると、おならだけでなく「げっぷ」も止まらなくなるのはなぜですか?
A2:胃にできたがん病変によって胃の柔軟な動き(蠕動運動)が阻害されたり、胃の出口が狭くなって食べ物が十二指腸へスムーズに流れなくなると、胃の中で食べ物が停滞して発酵し、ガスが上部に逆流するためです。胃がんとげっぷの関連性として、酸っぱい液が上がってくる呑酸(どんさん)や腐敗したような臭いのげっぷが頻発する場合は警戒が必要です。
Q3:胃がんと大腸がんを早期に発見するためには、何歳からどのような検査を受けるべきですか?
A3:がん罹患率が上昇し始める40歳を過ぎたら、無症状であっても一度は胃内視鏡検査(胃カメラ)および大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けることが強く推奨されます。バリウム検査や便潜血検査もスクリーニングとして有用ですが、微小な早期がんの発見やポリープの切除・生検を確実に行えるのは内視鏡検査だけです。ピロリ菌の感染歴がある方は、年齢に関わらず定期的な検査が必須となります。