鎖編みの最初でつまずく理由とは?綺麗な作り目と結び目の裏ワザ

鎖編みの最初でつまずく理由とは?綺麗な作り目と結び目の裏ワザについて見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

編み物を始めようとして最初の1ページ目で動けなくなる最大の要因は、かぎ針編み最初の結び目を作る工程が、日常の動作にない特異な指使いを要求する点にあります。結び目が解けてしまったり、逆に固結びになって針が動かなくなったりするトラブルは、結び目の物理構造を把握していないことから生じます。

編み始めに作る結び目は、専門用語で「スリップノット(引き解け結び)」と呼ばれます。このスリップノット作り方には複数のアプローチがありますが、初心者が最も失敗しにくいのは、人差し指に糸を2回巻きつけて奥の輪を手前の輪にくぐらせる方法、または机の上に糸で「ひらがなの『の』」を作り、輪の中から糸を引き出す方法です。ここで重要なのは、糸端側を引くと輪が小さくなり、玉巻き側を引くとスルスルと解ける可変構造を正しく作ることです。

結び目ができたら針を通しますが、多くの学習者がここで針に糸をギューッと固く巻き付けてしまいます。これが最初の罠です。針軸の太さ(シャフト径)に対してわずかに動く程度のあそびを残しておかなければ、次の糸を引き出すことは不可能です。

さらに、安定した編み目を生み出す土台となるのがかぎ針の持ち方初心者向けフォームの習得です。日本国内で主流の持ち方には、鉛筆を持つように握る「ペンシル持ち(ペン持ち)」と、ナイフを握るように上から包み込む「ナイフ持ち」が存在します。細かい手首のスナップを利かせやすいのはペン持ちですが、手の大きさや関節の柔軟性によってはナイフ持ちの方が無駄な脱力を保ちやすいケースもあります。どちらを選ぶにせよ、左手の人差し指にかける糸のテンションと、親指・中指で結び目をしっかり押さえる3点支持のバランスが取れていなければ、針先を自在にコントロールすることはできません。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。