コラージュフルフル発がん性の噂は本当?成分の毒性と真相を徹底検証
抗真菌(抗カビ)成分を日本で初めてヘアケア製品に配合したパイオニアとして知られるコラージュフルフルですが、コラージュフルフルの発がん性の噂が広まった背景には、複数の外部要因とネット特有のセンセーショナリズムが複雑に絡み合っています。
最大の引き金となったのは、2016年にアメリカ食品医薬品局(FDA)が発表した抗菌石鹸成分「トリクロサン」などの規制措置です。当時、米FDAはトリクロサンを含む19種類の殺菌成分について「通常の石鹸と水以上の殺菌効果が証明されておらず、長期使用による耐性菌の出現や発がんを促進するホルモンかく乱作用の懸念がある」として、該当成分を含む市販洗浄剤の販売を禁止しました。このニュースは日本国内でも大手メディアで大々的に報道され、消費者に強烈な不安を植え付けました。
当時、日本国内で流通していた一部の薬用石鹸やハンドソープにもトリクロサンが配合されていたため、ネット上では「薬用=危険な殺菌剤が入っているのではないか」という疑心暗鬼が爆発的に拡散。その過程で、高い知名度を誇るコラージュフルフルシリーズもとばっちりを受ける形で標的となりました。しかし、コラージュフルフルシリーズの現行製品にはトリクロサンは一切配合されていません。別成分に対する規制報道が、時間と文脈を経て「コラージュフルフル自体に発がん性がある」という歪んだ言説へとすり替わってしまったのが真相です。
さらに拍車をかけたのが、過去に行われた一部ラインナップの終売やリニューアルです。ドラッグストアの店頭から特定アイテムが姿を消した際、SNS上で「危険成分が見つかって回収・販売中止になったのではないか」という根拠のない憶測が飛び交いました。持田ヘルスケアの公式発表資料を確認しても、これらはあくまで製品ポートフォリオの刷新や容器変更に伴う通常のリニューアルであり、安全性上の回収処分を受けた事実は一切存在しません。