洗濯機の注水すすぎとは?ためすすぎとの違いや水道代の真相を徹底解説

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注水すすぎを正しく使いこなすには、衛生面における絶大な効能と、見落とされがちな副作用の双方を客観的に把握しておく必要があります。

最大のメリットは、部屋干し臭の主原因である「モラクセラ菌」の栄養源を絶つ点にあります。部屋干し特有の雑巾のような悪臭は、衣類に残存した皮脂汚れと洗剤カスを細菌が分解する際に揮発性物質を放つことで発生します。注水すすぎによって繊維の奥の未溶解洗剤やたんぱく質汚れを洗い流すことで、菌の増殖拠点を根本から奪い取ることが可能になります。

さらに、赤ちゃんのデリケートな肌やアトピー性皮膚炎を抱える家族がいる家庭にとって、化学物質の残留リスクを極小化できる点は計り知れない安心感をもたらします。寝具や毛布など厚手のテキスタイルでも、洗剤の白残りを完璧にシャットアウトします。

一方のデメリットとしては、水道使用量の増加に加え、洗濯工程全体の運転時間が5〜10分程度延びる点が挙げられます。急ぎで洗濯を終わらせたい朝のスケジュールではタイムロスとなり得ます。また、水流の稼動時間が長くなるため、デリケートなニットやレース素材の衣類においては繊維同士の摩擦による毛羽立ちや型崩れを引き起こす懸念があるため、コース選択には配慮が不可欠です。

注水すすぎにおける柔軟剤投入のベストタイミング

注水すすぎを実施する際、多くのユーザーが失敗するのが柔軟剤の投入方法です。注水すすぎの最中に柔軟剤を投入してしまうと、せっかくの柔軟・芳香成分が新しい注水によって排水口へと洗い流されてしまいます。

全自動洗濯機の柔軟剤自動投入ケースにあらかじめセットしておく場合、機種の制御プログラムが「最終すすぎ工程(2回目のすすぎ)が完了する直前のため水状態」で柔軟剤を自動投入するよう設計されています。したがって自動投入機能を使う限り成分が無駄になる心配はありません。ただし、手動で注水すすぎを設定し途中で柔軟剤を追加する場合は、「給水が完全に停止し、最後の攪拌に入るタイミング」を見極めて投入しなければ効果が失われる点に注意が必要です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。