サンリオの恐竜ターボ徹底解剖!80年代の熱狂と現在の最新事情

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サンリオの企業史において、1980年代半ばから後半は「男児・ファミリー層への市場拡大」が経営上の最重要課題のひとつでした。「ハローキティ」「マイメロディ」「リトルツインスターズ」で確固たる地位を築いた同社は、男児向け市場の開拓を目指して新機軸のIPを相次いで投入します。

1984年の「ザ・ラナバウツ(乗り物モチーフ)」や「みんなのたあ坊」、1985年の「ハンギョドン」、1988年の「けろけろけろっぴ」と並び、恐竜をモチーフにした「ダイナソアーズ」は入園・入学準備商戦における中核商品として位置づけられました。

キャラクター名デビュー年 / 主なモチーフ当時の主な展開アイテム編集部の見解・レトロ市場評価ダイナソアーズ(ターボ)1988年 / ティラノサウルス(恐竜)アルミ弁当箱、箸箱、上履き入れ、筆箱男児向け学童用品で屈指の普及率。デッドストックの希少価値が極めて高い。ザ・ラナバウツ1984年 / はたらく車・乗り物全般通園バッグ、レッスンバッグ、文房具長年男児向け定番として君臨。乗り物好き男児の通過儀礼となった名作。みんなのたあ坊1984年 / 元気な人間の男の子ノート、グリーティングカード、書籍幅広い世代に大ヒット。哲学的な名言本なども出版され社会現象化。けろけろけろっぴ1988年 / カエル(ドーナツ池)総合学童文具、ぬいぐるみ、アパレル1990年のキャラクター大賞で1位を獲得。サンリオ看板キャラクターへ成長。

上記データが示す通り、1988年は「けろけろけろっぴ」と「ダイナソアーズ」という対照的な2大男児向けコンテンツが投入された歴史的転換点でした。ターボたちは特に未就学児の生活用品分野で圧倒的なシェアを獲得したのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。