翻訳家・村井理子の現在と歩み|兄の終いから夫の病気と家族の絆
村井さんを襲った試練は、兄の死にとどまりませんでした。ある日突然、最愛の夫が急性心筋梗塞で倒れ、心肺停止の危機に陥るという大事件が発生します。その壮絶な救急搬送とICU(集中治療室)での闘い、退院後の生活再建の日々は『更年期障害だと思ってたら重病だった話』や各種エッセイで克明に綴られています。
医師からの厳しい宣告に震えながらも、家庭を維持するために冷静さを保とうと奮闘する姿は、まさに壮絶そのものでした。一命を取り留めた夫の回復過程や、病気療養に伴う生活スタイルの劇的な変化をユーモラスに捉え直す視点には、「過酷な現実を受け入れ、笑いに変えて生き抜く強さ」が満ち溢れています。