土用の丑の日はなぜ縁起が良い?うなぎの由来と2026年の開運法
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代の天才学者・平賀源内が発案したという逸話が広く知られています。夏場に脂っこいうなぎが売れず困っていた知人の鰻屋のために、「本日 土用丑の日」と書いた張り紙を出したところ大繁盛したというプロモーションの先駆けです。
しかし、夏の土用にうなぎを食べる土壌は、それよりはるか昔から形成されていました。奈良時代の『万葉集』には、歌人の大伴家持が「痩す痩すも生けらば在らむをはたやはた 鰻を捕ると川に流るな」「石麻呂に吾れもの申す夏痩せによしといふものぞ鰻とり食せ」と詠んだ歌が残されています。すでに8世紀の時点で、うなぎが夏痩せ(夏バテ)に効く滋養強壮食として認知されていた証拠です。
現代の栄養学で見ても、うなぎにはビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、良質なたんぱく質、DHA・EPAなどが豊富に含まれています。江戸の町民たちにとって、体力が落ちる真夏に栄養価の高いうなぎを食べることは、理にかなった最高の夏バテ予防の縁起物でした。