【独占分析】36歳で挑む新たな限界——寺田明日香が壊したスポーツ界の「常識」と、走る母が描く未来
現在の日本女子100mハードル界は、かつてないほどのハイレベルな黄金期を迎えている。12秒8台、12秒9台を叩き出す若手選手が次々と現れ、国際大会での決勝進出も現実的な目標となった。
この激しい切磋琢磨の火付け役となったのが、寺田の叩き出した日本記録だった。「寺田さんが壁を打ち破ってくれたおかげで、自分たちも12秒台を出せると信じられるようになった」と語る若手アスリートは少なくない。挑戦者から「追われる立場」へと変化してもなお、彼女は自らの背中を見せつけることで、界隈全体のレベルを底上げし続けている。