話題の備蓄米とは?放出されない理由と味の真相・2026最新動向
「何年も倉庫に眠っていた米はパサパサして不味いのではないか」という疑問も少なくありません。米は収穫年によって明確に区分されています。
・新米:収穫された年の12月31日までに精米・包装された米
・古米(こまい):収穫から1年が経過した前年産の米
・古々米(ここまい):収穫から2年が経過した前々年産の米(以降、年数に応じて古々々米と続く)
一般家庭の常温放置では、時間の経過とともに米の脂質が酸化し、「古米臭」と呼ばれる特有の匂いや食感のパサつきが発生します。しかし、政府備蓄米の賞味期限・品質管理は家庭の保管とは次元が異なります。全国の低温倉庫において、玄米のまま温度15度以下・湿度70%前後で厳格にコントロールされており、呼吸作用を極限まで抑えて鮮度が保たれています。
備蓄米の味は美味しいのかという問いに対しては、近年の検査データでも「適切な精米と炊飯を行えば、日常の食卓で十分に通用する食味」であることが実証されています。新米特有のみずみずしい香りは控えめになるものの、粘りや粒立ちがしっかり保たれるため、カレーライス、チャーハン、丼もの、酢飯には新米以上に相性が良いというプロの料理人の評価もあります。
古米や古々米を美味しく炊く際は、浸水時間を長め(夏場1時間、冬場2時間程度)にとり、水を1割ほど多めにするか、みりんや酒、氷を少量加えて炊飯するのが効果的です。