本木雅弘の最高傑作ドラマは?『麒麟がくる』怪演と歴代名作を徹底解剖
本木雅弘のドラマ史において、NHK大河ドラマは欠かすことのできない重要な舞台です。初めて大河ドラマに出演した1990年の『翔ぶが如く』では、幕末の志士たちと渡り合う若き日の大久保利通を好演。そして1998年には、『徳川慶喜』で大河ドラマ単独初主演を果たしました。
当時の大河ドラマは、幕末の複雑な政治劇をどう描くかが課題視されていましたが、本木が演じる徳川慶喜は、理知的でありながら真意を周囲に明かさないミステリアスなリーダー像を確立。最高視聴率29.7%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録し、演技派としての評価を確固たるものにしました。
時代劇特有の所作やセリフ回しの美しさは業界内でも定評があり、和装を着こなす佇まいの美しさは歴代の俳優陣の中でも群を抜いています。歴史上の偉人たちが抱えた孤独や知性を品格高く表現できる稀有な存在として、NHKの大型企画には欠かせない主軸であり続けています。