上皇陛下の知られざるお日常と素顔 宮内庁関係者が語る象徴の継承
都心の喧騒から隔絶された赤坂御用地。緑深い木々に囲まれた仙洞御所では、朝8時過ぎのご散策から一日が始まる。規則正しい生活習慣は長年のご習慣であり、ご体調に合わせて無理のないペースを保たれている。側近によれば、お二人は今も変わらず、朝食後に新聞を隅々まで読まれ、気になった社会の出来事や自然災害の話題について熱心にお話し合いを重ねられているという。
お日常の大きな励みとなっているのが、長年続けられている学術研究と、音楽や読書といったお趣味の時間だ。お体調に問題がなければ、御所内の書斎で文献にあたる時間を大切にされており、時には記憶を確かめ合いながら昔の思い出話を楽しまれることもある。加齢に伴う自然な変化は受け入れつつも、知的好奇心と国民への思いは衰えを見せない。その穏やかな笑顔は、周囲の職員たちにとっても大きな救いとなっている。