2026年6月の満月ストロベリームーン!ピーク時間と赤く見える真相
ストロベリームーンという情緒あふれる名称は、もともと天文学の専門用語ではなく、北米のアメリカ先住民(アルゴンキン族など)の季節暦(ネイティブアメリカンムーン)に由来しています。
文字を持たなかった先住民族は、農業や狩猟採集の時期を把握するために毎月の満月に固有の名前を授けていました。北米北東部において6月は野イチゴ(ワイルドストロベリー)の収穫期にあたることから、「Strawberry Moon(苺月)」と名付けられたのが発祥です。つまり、本来は「月がイチゴのように真っ赤に染まるから」名付けられたわけではなく、大地の収穫サイクルを告げる実用的な暦の記号でした。
なお、ヨーロッパやアジアなど世界各地の文化圏でも、6月の満月にはその地域の風土を反映した独自の呼称が存在します。
- ヨーロッパ:「Rose Moon(薔薇月)」「Honey Moon(蜂蜜月/ミードムーン)」
- ケルト文化圏:「Dyan Moon(馬の月)」
- ヒンドゥー教圏:「Vat Purnima(女性が夫の長寿と良縁を祈る神聖な満月)」
特にヨーロッパの「Honey Moon」は、6月に結婚式を挙げた新婚夫婦が蜂蜜酒(ミード)を飲んで祝う風習と結びつき、現在の「ハネムーン(新婚旅行)」の語源になったという説も広く伝わっています。