楽天が迎えた「破調の2026年」— モバイル黒字化の真相と巨額債務のゆくえ、金融再編の激動に迫る
三木谷浩史会長兼社長が近年強く推し進めてきた「AI化戦略」が、ここにきてようやく実利を生み出し始めている。顧客対応の自動化によるコスト削減にとどまらず、楽天市場やトラベルにおけるパーソナライズ推奨の精度向上がコンバージョン率を押し上げている。
グループ内に蓄積された膨大な購買データと行動ログを学習させた独自AIモデルは、加盟店向けのマーケティング支援ツールとしても有料提供されている。単なるコストカットの道具ではなく、AI自体を独立した収益源へと育て上げることができるかどうかが、中長期的な粗利益率を左右する。