足に違和感があると思ったら放置厳禁!だるさ・しびれの病気と受診科一覧
足のだるさやしびれを感じた際、インターネット上の不確かな情報を鵜呑みにして自己流の対処法を試み、かえって病状を悪化させるトラブルが後を絶ちません。現場の専門医が警鐘を鳴らす3大誤解を解明します。
誤解1:足が冷えて痛むから長風呂で温める
動脈が閉塞して虚血状態にある組織を高温の湯で温めると、末梢組織の酸素代謝要求量が急激に高まります。しかし、血管が狭窄しているため必要な血液を供給できず、かえって局所の虚血が悪化して組織壊死を早める危険性があります。閉塞性動脈硬化症が疑われる場合、自己判断での過度な加温は禁忌です。
誤解2:ふくらはぎのしびれを力任せに強もみマッサージする
下肢静脈瘤が存在する場合、拡張して脆弱になった静脈壁を強い力で押し潰すと、静脈炎を誘発したり血栓が遊離して肺塞栓症(エコノミークラス症候群)を引き起こしたりするリスクがあります。また、腰椎疾患による神経痛を筋肉のコリと勘違いして強打・圧迫を繰り返すと、神経浮腫を助長して麻痺が悪化します。
誤解3:むずむず脚症候群を気合いやストレッチだけで治そうとする
むずむず脚症候群の正しい治し方は、単なるリラクゼーションではなく、中枢神経におけるドパミン機能障害やフェリチン(貯蔵鉄)濃度の改善にあります。カフェイン・アルコール・喫煙の制限は有効な一次対処ですが、重症例ではドパミン受容体作動薬やα2δリガンドなどの薬物療法が不可欠です。気力で耐えようとすると不眠症やうつ状態を併発する恐れがあります。