狂乱のブームから35年――「イカ天」出身バンドの光と影、令和の音楽シーンで彼らが掴んだ「生存戦略」とは?
2026年代半ば、音楽を取り巻く環境は激変した。CDの売り上げに依存していたかつてのビジネスモデルは崩壊し、ストリーミングサービスが主流となった。この変化は、かつてのイカ天バンドたちに思わぬ追い風をもたらしている。眠っていた過去の音源がサブスクで解禁され、アルゴリズムを通じて世界中のリスナーに届くようになったのだ。
特にTikTokをはじめとするSNSでは、80年代末のニューウェーブやオルタナティブ・ロックのサウンドが「新鮮なもの」として若者に受け入れられている。かつてテレビの画面越しに放たれていた、剥き出しの個性とエネルギーが、令和のデジタルネイティブたちの心を揺さぶっている事実は興味深い。