室蘭踏切事故とさっちゃん都市伝説の真相|実話の記録と怪談の起源を暴く
Q1:さっちゃんのモデルとされる「桐谷佐智子」という少女は実在したのですか?
A1:実在しません。当時の戸籍、警察記録、学校関係の資料、報道アーカイブを調査しても、室蘭で踏切事故に遭った「桐谷佐智子」という人物の記録は一切確認できません。怪談が口承される過程で後から創作された架空の人物名です。
Q2:童謡『サッちゃん』に本当に4番以降の歌詞は存在するのでしょうか?
A2:作詞者の阪田寛夫氏が手がけた公式の歌詞は3番までです。4番以降とされる「線路で足をなくした」「夜中に足を奪いに来る」といった歌詞は、昭和後期から平成にかけて子どもたちの間で作られた替え歌や、ネット掲示板発祥の偽作です。日本音楽著作権協会(JASRAC)の登録データにも4番以降は存在しません。
Q3:なぜ発祥の地として北海道室蘭市が名指しされたのですか?
A3:明確な発端となった一個人の特定は不可能ですが、怪談の信憑性を高めるために「雪で長靴が線路に挟まる」という寒冷地特有のシチュエーションが選ばれ、当時鉄道網が発達していた鉄鋼と港の街・室蘭が舞台として恣意的に結びつけられたと考えられています。