『ドロヘドロ』カイマンの素顔と正体|トカゲ頭の理由と過去の真実
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カイマンというひとりの肉体には、物語を通して実に4つ以上の人格と魂が混在していました。この複雑な変遷こそが『ドロヘドロ』最大のサスペンスです。
肉体のパーツの元となったのは、ホール中央病院に運ばれて死亡した少年「八雲(やくも)」。その八雲の肉体を利用して異形へと変貌したのが人間「アイ」です。アイは魔法使いの世界へ移住後、記憶を失いながら「善良な学生・会川」と「冷酷無比な十字目のボス・壊(かい)」という極端な二重生活を送ることになります。会川自身は自分が「壊」である自覚を持たず、無意識のうちに仲間を虐殺しては魔法の肉腫を貪り食っていました。
やがてカースによって頭部を切り離されたことで生まれた新たな人格が「カイマン」でした。つまり、「アイ = 会川 = 壊 = カイマン」はすべて同一人物の異なる側面であり、善良さと凶暴性が肉体の損壊と再生を繰り返す中で分裂していたのです。