法螺貝の吹き方を山伏が伝授!初心者が確実に鳴らす秘訣とコツ
法螺貝を確実に鳴らすための心臓部となるのが、唇の形(アンブシュア)と丹田を使った息の圧力です。山伏の修行現場でも最初に行われる基本の身体操作を整理します。
まず、唇の形は「ハミング(んー)」をする時のように軽く閉じます。口角は軽く左右に引き締め、唇の中央部分だけを柔らかく保ちます。この状態で、唇の間から「プルプル」と息を吐き出して唇全体を震わせます。子供が唇を震わせて車のエンジン音を真似るような感覚です。
次に、法螺貝の吹き口である歌口(口金)を唇の中央、または自分が最も振動させやすい位置に当てます。このとき、唇の上下比率は「上唇5:下唇5」または「上唇6:下唇4」程度が基本です。歌口を唇に押し付けるのではなく、空気が横から漏れない最小限の力で軽く密着させます。
息の吹き込み方で重要なのは、胸ではなく下腹部(丹田)に空気を入れる腹式呼吸です。肩を上げずに深く息を吸い、下腹の筋肉で息を押し出すようにして、歌口の中央へ一定のスピードで息を送り込みます。「息を吹き込む」のではなく、「唇の振動を貝の中に送り込む」というイメージを持つことが、音を鳴らす最大のコツです。