皇位継承の鍵握る旧皇族・東久邇家!皇籍復帰論争と知られざる裏側
なぜ数ある旧皇族の中で東久邇家がこれほどまでに注目されるのか。その理由は、南北朝時代まで遡る伏見宮家の血統でありながら、近代においては現皇室と極めて近い二重三重の血縁関係を結んでいる点にある。
明治40年に創設されたこの宮家は、昭和天皇の長女である成子内親王(照宮)が盛厚王とご結婚されたことで、皇室との絆をより強固なものとした。つまり、現在の東久邇家の人々は、男系(父系)の血統を辿れば伏見宮家に連なり、女系(母系)を辿れば昭和天皇の直系子孫にあたるという、極めて稀有な血統的条件を満たしているのである。
歴史研究者はこう指摘する。「血統の正統性と、現代皇室との親密な血縁関係の双方を兼ね備えている点が、他の旧皇族と決定的に異なる」。この歴史的背景こそが、継承問題を議論する上で同家が不可避の存在となる所以だ。