オールドパー12年はまずい?愛され続ける本当の理由を徹底解説
日本におけるウイスキーの歴史を語るうえで、オールドパー(Old Parr)の名を外すことはできません。明治4年(1871年)、右大臣・岩倉具視を特命全権大使とする岩倉使節団が欧米を歴訪した際、日本へ持ち帰った最初のスコッチウイスキーこそがオールドパーだったと記録されています。文明開化の象徴として上流階級へ広まり、日本の洋酒文化の礎を築きました。
さらに戦後日本の復興を牽引した元首相・吉田茂が、この酒を生涯こよなく愛したエピソードはあまりに有名です。GHQとのタフな外交交渉の合間や、神奈川県大磯の私邸で寛ぐ夕べには、常にオールドパーの水割りが傍らにありました。英国の伝説的长寿翁「トーマス・パー(152歳まで生きたとされる人物)」にあやかったブランド名と、ブレない重厚なブレンド哲学が、激動の時代を生き抜く指導者たちの精神的支柱となったのです。