サカナクション山口一郎が語る愛用ギターとこだわり抜いた音作り
ライブのフロアを昂揚させるファットなサウンドの裏には、緻密にセッティングされた機材群が存在する。山口一郎がステージやスタジオで手にするギターは、単なる伴奏楽器ではない。シーケンサーやシンセサイザーのレイヤーに埋もれない、太く輪郭のくっきりとした存在感が求められるのだ。
エフェクターボードに並ぶペダルの選定や、アンプのゲイン調整に至るまで、ミリ単位の試行錯誤が重ねられている。デジタルオーディオと生楽器のトーンを調和させるため、PAエンジニアやビンテージ機材の職人と幾度も対話を重ねて作られたセッティング。それこそが、観客の耳にダイレクトに届く音圧の正体である。