ハートの女王の恐るべき正体とは?元ネタの実在モデルと赤の女王の謎を解剖
ファンが最も混同しやすいのが、『不思議の国のアリス』の「ハートの女王」と、続編『鏡の国のアリス』に登場する「赤の女王(Red Queen)」の違いです。この2人は完全に異なる作品世界の別人です。
設定と役割の違いを整理すると以下のようになります。
この2人が混同される最大の契機となったのは、ティム・バートン監督による実写映画『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)です。ヘレナ・ボナム=カーターが演じた「赤の女王(イラスベス)」は、名前こそ赤の女王であるものの、「巨大な頭部」「ハート型のモチーフ」「首をはねろ!の口癖」など、ハートの女王の要素を色濃く合体させたハイブリッドキャラクターとして描かれました。この映画の世界的大ヒットにより、両者の境界線が一般層において曖昧になったという経緯があります。