半導体に潜むレアアース危機!中国規制の真相と日本の反撃
産業界で頻繁に混同されるのが「レアメタル」と「レアアース」の定義です。レアメタル(希少金属)とは、地球上の存在量が少ない、あるいは採掘・精錬が技術的・経済的に困難な非鉄金属の総称であり、日本の経済産業省はチタン、コバルト、リチウム、タングステンなど全31種類を指定しています。
一方のレアアース(希土類)は、そのレアメタルの中の「ひとつのグループ」に位置づけられます。具体的には、周期表第3族に属するスカンジウム、イットリウムと、ランタンからルテチウムまでのランタノイド15元素を合わせた合計17元素を指します。強力な磁気特性や光学的・熱的耐性を持ち、先端ハイテク産業のビタミン剤とも呼ばれる極めて特異な性質を備えています。
半導体分野においては、レアメタルであるガリウムやゲルマニウムと、レアアースに分類されるセリウムやネオジムなどが、それぞれ異なる製造工程でクリティカルな役割を果たしています。