高血圧の人が絶対避けるべきサプリとは?医師が警告する危険な成分

高血圧の人が絶対避けるべきサプリとは?医師が警告する危険な成分とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

血管に対して直接的な攻撃力を持つ成分の筆頭が、漢方薬やのど飴、健康茶に多用される「カンゾウ(甘草/グリチルリチン)」だ。グリチルリチンは腎臓におけるコルチゾールからコルチゾンへの変換酵素を阻害する。その結果、体内に過剰なナトリウムと水分が溜まり込み、カリウムが尿中に失われる「偽アルドステロン症」を誘発して重篤な血圧上昇と筋力低下を招く。

もう一つの危険因子が、海外製ダイエットサプリや筋肉増強サプリに紛れ込む「エフェドラ(麻黄)」である。エフェドリンアルカロイドを含有するこの成分は、交感神経を強力に刺激して心拍数を跳ね上げ、末梢血管を急激に収縮させる。米国FDA(食品医薬品局)が早くからサプリへの添加を禁止した背景には、若年層を含む使用者での突然死や脳出血が相次いだ経緯がある。国内では医薬品指定されているものの、個人輸入代行などを介して知らぬ間に摂取してしまう危険性が今なお燻る。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。