2026年に訪ねるべき関西の秘境:木造建築と修験の祈りが息づく「洞川温泉」の静寂トリップ
温泉街の喧騒から少し離れ、山肌を登る小さな木製モノレール「どろっこ号」に乗り込む。急勾配の杉木立を抜けた先にあるのが、関西最大級の日鉱鍾乳洞「面不動鍾乳洞」だ。
洞内に足を踏み入れた瞬間、肌を刺すような冷気が出迎える。年間を通じて気温は約8度。天井から垂れ下がる無数の鍾乳石や、下からタケノコのように伸びる石筍が、気の遠くなるような時間をかけて形成された造形美を誇る。ライトアップされた地下空間は神秘的で、かつてこの地が海底であった証拠や、太古の哺乳類の化石も発見されている。地上に戻ったとき、木々の緑と陽光の暖かさがひときわ鮮やかに目に映る。