常識を壊した花組トップスター真矢みき!伝説と劇的転身の真相
1995年、宝塚歌劇団花組の男役トップスターに就任した真矢みきは、それまでの清く正しく美しい「男役の様式美」を根底から揺さぶった。リーゼントに濃いドーランという伝統的なビジュアルを脱ぎ捨て、ナチュラルメイクにサラサラのヘアスタイルでステージに立つ。その姿は、歌劇団内部のみならず外部の批評家たちをも驚愕させた。
篠山紀信撮影によるソロ写真集の出版、さらにはつんく♂プロデュースによる日本武道館での2デイズソロライブ。当時、宝塚の現役生徒としては前例のない挑戦を次々と形にしていった。型破りな行動は時に反発を生んだが、彼女の根底にあったのは揺るぎない舞台芸術への敬意と、宝塚を外の世界へ届けるという強い情熱だった。